先日、久しぶりに高校時代の同級生と会って、話が弾みました。
変わらぬ男性アイドルオタクの彼女、推し中心の生活なのですが、ものすごくエネルギッシュで幸せそう。
そんな彼女を見ていて、考えました。
人は、尊きものに貢献することで、自尊心を育んで、日々の充実感を得ることができますよね。
でも現実には、尊さとか感じられない仕事が多くて、彼女も私も、そんな仕事に就いています。
医者や弁護士みたいな尊い仕事って、選ばれた人だけが就ける世界。
多くの人が就ける仕事もあるけれど、それは介護とかNPO活動とか、だいたい給料が安いけど大変です。
ところで、以前のブログに私はこんなことを書きました。
「みんなが信じられる物語が無い時代になって、各々が尊いと思う物語に参加するために、お金を使うようになった」
彼女は、広告デザインの仕事をしているのですが、その専門スキルを活かして、メンズ地下アイドルのグッズ企画に無償で参加しています。仕事でもプライベートでも、同じようなことをやってるんですね。
「プロボノ」という言葉がありますけど、彼女の無償活動、「セミプロボノ」と呼んでみては?と思います。
プロとして独り立ちできる力はまだ無くても、セミプロボノ活動を通じて、能力を活かしながら貴重な経験を積んでいける。
「推し活」というと、仕事を通じて得たお金を使って尊きものに貢献(お布施)する、マネーファーストな活動が一般的です。
それもいいけれど、仕事を通じて得たスキルを使って尊きものに貢献する、スキルファーストな活動ならば、キャリアアップにも繋がって、もっと人生が充実します。まさにシナジー効果!
尊きものに貢献しながら人生をエンジョイする、新しいライフスタイルは着実に広がってきているんですね!
輝いている彼女を見ていて、羨ましくなりました!!