未来志向で生きていこう

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美学が合理主義に置き換えられても守られる伝統

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ある会社には「迷ったら困難な道を選べ」という教えが創業以来の精神として受け継がれているそうです。

かつてそれは精神論、美学として語られて来ただけだったのかもしれません。

競争戦略論は、「価値ある希少で模倣困難な資源を得る方法」「持続的な競争優位を築く方法」として、その伝統を合理的に説明します。

そこに合理性があることに納得できれば、みんなのベクトルは一致しやすくなるだろうし、受け継がれてきた伝統に思いを重ねて、強く連帯していけるようになりますよね!

でも昔から居る人の中には、自分の信じてきた美学が美学では無くなった寂しさみたいなものを感じる人が、ひょっとしたらいるのかもしれません。

だけど、美学が合理主義に置き換えられたって伝統は守られていく。むしろ競争戦略論は「伝統」「物語」こそ、模倣困難な希少資源として重要だって教えてくれるわけですよね!

 

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枕営業で失うものは、ビジネスパートナーとしての信頼

今日は、アップデート恋愛とお仕事について考えてみました。

レベルアップ目的で男性と付き合うアップデート恋愛ですが、恋愛偏差値の高い女子ならば、そんな恋愛をするのにも、もちろん有利ですよね。チャッピーにはどのみちハードル高い。ふう。

それはともかく、以前に紹介した座談会の記事の中には、こんな発言があります。

 私もハルナさんのように専門学校的感覚で男性と付き合っていた時期があったかもしれません。特に就活の時期の彼氏はみんな、自分が志望している出版業界の人ばかりだったし。

私の場合は「知識を増やしたい」と思って、出版業界の人たちと出会える場に行っているうちに自然と恋人になっていた、という感じでしたけどね。

http://wotopi.jp/archives/35833

 
こんなアグレッシブな就活をしていると、できたコネのおかげで就職が決まるってこともあるでしょう。でもそうなると、傍目には枕営業(枕就活)したみたいにも見える。そこはなんかグレーゾーンが広がってますよね。

ネットで調べて見ると、実際、こんなケースとか・・・

 某コンサルの社員さんとインターンを通じて知り合い、その後何度か面談で会社に呼ばれるうちに仲良くなり食事に行くようになった子がいるらしいです。その後、恋仲になり無事内定ももらったとのことです。

https://unistyleinc.com/columns/237

 
うーん、こういうのってどうなんだろ。もやもやした思いでしたが、作家でAV女優の紗倉まなさんの、ロジカルでクレバーな見解のおけげでスッキリ整理できました。引用します。  

枕営業は「アリ」だけど「損」だと思う!

そもそも枕営業がアリかナシかという話だと…私は「アリ」だと考えています。女の武器を使う勇気があるかどうかということも、ひとつの才能なのではないでしょうか。もちろん冷たい目で見られたり、ネガティブなイメージがついたりする可能性もありますから、それを理解して自分が傷つかないのであれば、私は決して悪だとは思いません。 

ただ、損か得かというと、圧倒的に「損」だなぁ…と。体の関係を持ったところで、仕事で成果が出るとは思えないのです。まさか契約書を交わすわけではないでしょうし、仮に一時的に仕事を獲得したとしても、権力者の「性欲の切れ目が縁の切れ目」になってしまいそうですよね。一度性欲の対象として認識されたら、ビジネスパートナーに戻るのは困難なはず。失うものは大きいと思います。 

http://r25.jp/entertainment/00045589/

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つまりポイントになるのは、「ビジネスパートナーとしての信頼」ってこと。

整理すると・・

はじめから色仕掛けアプローチをしたのでは、一時的に地位や仕事を得たとしても、ビジネスパートナーとしての信頼が失われてしまう。それじゃあ長期的にみれば損。

一方で、仕事への熱意をもってアプローチし、仕事についての真剣な会話を重ねるうちに恋仲となって、結果として地位もゲットする。これならば、ビジネスパートナーとしての信頼や期待も同時に得ていることになる。その後に実力アップが伴ってくれば長期的にみてもお得!

 

つまり、実力を伴わなわない地位獲得を目指すのが枕営業で、これは浅ましくて卑しい。だけど、実力アップを目指して結果的に地位獲得もついてきたアップデート恋愛ならば、そうじゃない。

アウトラインだけ見ると、両者は区別つかないのかもしれないですけどね。

 

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時を超えて愛されるお笑いネタ:神々の遊び

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チャッピーが昔はまった、そして今でも時々見てしまうお笑いネタに、モンスターエンジンの「神々の遊び」シリーズがあります。

 

ずいぶん前にあらびき団でやってたショートコントなんですけど、この先もずっとネット動画などでじんわり見続けられて、時を超えて愛され続けるネタの一つだと思うんです。

 

「かりそめに人の姿を借りて人間界に遊ぶ」、こんな設定で、超然と風雅に生きたいものですよね!

借りている身体にコンプレックスを持つことないし。バカげた人間界の出来事にいちいち一喜一憂することないし。ネイティブな人間たちと自分とをアレコレ比べる必要ないし。

 

恵比寿マスカッツ二代目リーダー、麻美ゆまさんと競演したネタもあります。

秀悦なのでご紹介。

俗世間の価値観から離れられて、ほっこりしますよね!


モンスターエンジン×日置祐貴=神トーク.mp4

 

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時を越えて愛されるもの

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人はたいてい「長い時を経てもその価値が目減りしないもの」を重んじて、大切に守っていこうとします。国宝とかはその典型でしょう。

反対に「価値が瞬く間に目減りしてしまうもの」って取るに足らないものと軽んじられてしまいますよね。例えばブレイクした芸人のネタとか、その典型。

 

ブレイクした芸人は、すごい勢いでテレビに露出しまくってネタを披露します。それでウケていたネタもあっという間に飽きられてしまう。つまりネタの価値は短期間に消費されて(目減りして)いく。

(ブームが去った後、その価値がゼロになるというわけではない)

 

一方でブームの間、芸人自体の価値はどうなっているのか?

そう考えてみると、露出することで知名度が上がるので、その市場価値は高まっている。芸人自体が消費されているわけではありません。テレビ出演を機にトーク力をアピールしてバラエティー番組への定着を図ったり、知名度を活かして営業で稼いだりと、その後の展開を図ろうと努力します。

 

ですから、ブレイクしたネタを「取るに足らないもの」と仮に思ったとしても、その芸人自体を「取るに足らないもの」って決め付けたら、芸人さんに対して失礼です。

 

消費されている価値は何か?

価値は本当に消費されているのか(目減りしているのか)?

消費されつくして後には何も残らないのか?

・・こんな風に考えてみることって大事ですよね。

 

というのも、世の中には「消費」って言葉を使って印象操作しようとする人がすごく多い。消費ってどんな意味?・・曖昧なままに乱用できて、自分が個人的に気に食わない人やものや関係を「取るに足らないもの」と決め付けるのに便利な言葉だと思って使うのでしょうね。

でも価値を維持向上させようと努力している当事者からすれば、失礼なただの決め付けになっていることって多いですよね。

 

お金を払って国宝を鑑賞しても、「私たちは国宝を消費する」なんて、わざわざ誰も書かないし・・

 

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【目的合理性の追求】アップデート恋愛と資産価値向上

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取引費用理論、資産価値と恋愛について、もう少し整理。

 

関係特殊資産っていうのは、関係が終わると同時にその価値を失う。

恋の破局で味わう喪失感は、関係特殊資産を失った喪失感ってこと。

「君だけを、永遠に」「きっと、ずっと」
そんな世界を信じた恋なら、関係特殊資産の形成が大事。

相手を乗り換えることで失われるものを増やしていく。

つまりお互いのスイッチングコストを高めていく。

 

だけど、はじめからそんな世界を見限ってしまえれば・・

破局と同時に消えてしまう資産に囚われるなんて愚かなこと。

だから泡沫の関係の中に、自己の価値を投影したりしない。

長期的視点で真面目に資産価値の向上を目指すのならば、
アップデート恋愛、魅力的な一つの選択肢になりますね!
 

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さまざまな恋愛の形:アップデート恋愛

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「男性と付き合う」=「学習のチャンス」と捉えて、自分自身の成長に合わせて、主体的にパートナーを選択していく恋愛、これを「アップデート恋愛」と呼ぶのだそうです。

自分の成長のため、彼氏を乗り換える… “アップデート恋愛”の経験者が語る本音

人生の経験値が高まり、自分自身が成長するにつれ、パートナーの男性に物足りなさを感じるようになる……。そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。惰性や妥協で付き合い続けるのではなく、自分の成長に合わせて現在のパートナーと別れて「さらなる高み」を目指す

結局、アップデート恋愛の本質って、自分の欲求に素直なことだと思うんです。我慢しない。ほしいものは手に入れる。手に入れられるように努力する。そういう貪欲な姿勢が、アップデート恋愛のコアにあるんじゃないかな、と。

 

男女が付き合うことを「恋愛関係」と呼んでいるけれど、そこに何を求めているのか、恋愛にはいろんな形があるんだなぁと、あらためて痛感。
底辺企業で私が接している、地べたを這いつくばって生きてるような女性たちとは、全く別の人種。。

もっとも、アップデート恋愛したい気持ちも、わかる気がします。
チャッピーはここまで真面目でも強くもないから、割りきれないけど。。
それでも若かったころ、二十歳くらいのころは特に、こんな気持ちも強かった気がします。
毎日の暮らしを、自分が成長することで意味あるものにしたい・・
全てのことを自分の成長に結び付けたい・・

 

前回のブログ記事に関連して考えてみると、蓄積される関係特殊資産には目を向けず、自分の市場価値向上の手段として恋愛を利用する・・
それがアップデート恋愛ってことになるのでしょう。

「愛を育んでいく美しい二人」みたいなファンタジーには酔わない。目的合理性。

男に価値を消費されながら付き合う女が「出落ち女子」なら、逆に男の価値を消費しながら付き合う女が「アップデート恋愛女子」。

 

結婚観は、以下のようなものになるでしょう。

男から得られるものは男から得て、男を取り換えながらランクアップを目指すけれど、どうしても自分では勝ち取れないものを持っている、そんな男と出会った時は、生涯のパートナーとして選び取る。

 

恋愛の形はいろいろ・・・大切なことは、自分の中の欲求と向き合って、何が自分にとっての優先事項なのか、それをしっかりと見極めることなんでしょうね。

長期的な人間関係で重要なのは、関係特殊資産の蓄積

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あらゆる人間関係は、お金の授受は無くても、価値の交換を行っていると見ることができる。こういう考え方を社会的交換理論と呼びます。

 

友人同士であれば、単純には「一緒に居ると楽しい」という価値をお互いが提供しあっています。

気の合う者同士というのは、お互いの趣味や考え方が分かってくることで、行動を共にする摩擦が減る。緊張感が無くなって安らげるようになる。さらには、体験を共にするほどに共通の思い出ができて、話題も増えます。

つまり付き合いを重ねるほどに、お互いにとってのメリット(交換し合える価値)が上昇してゆくわけですね。それによって長期的な関係が安定します。

ここで、メリットをもたらすものを、無形資産と捉えることができます。

 

こんなふうに、お金に換算していない価値に目を向けると、個人も企業も、ビジネスもプライベートも、関係を同じように(アナロジカルに)捉えることができます。

 

ビジネスの世界では、冷徹な状況判断が求められることがある。サプライヤーが新たな顧客を開拓する時には、取引を継続することで互いのメリットが上昇していくのかどうか、それによって長期的な関係が安定するのかどうかの見極めが必要です。自社の技術を吸い上げられて使い捨てにされるといったことが無いように、つまり相手に都合よく消費されないように、自分の利益はしっかり自分で守る必要があるわけです。

 

個人間関係でのメリットを、企業間関係で使われる用語に当てはめれば、
行動を共にする摩擦の低減 = 共同ルーティン形成、取引コスト低減
思い出の蓄積 = 関係特殊資産の形成
ってことになるのでしょう。

 

ライフスタイルや価値観の多様化が進んで、人間関係も働き方も、型にはまらないスタイルになりました。役割規範(らしさの縛り)が無くなって自由が拡大したわけですから、自分の利益は自分で守らないとですよね。

 

賢く豊かに生きようと思うなら、自分の価値が消費されるだけの(目減りしていくだけの)関係には嵌りこまない、留まらない方がいいのでしょうね。

関係を通して互いのメリットが増えていくのかどうか?あるいは自分の市場価値が高まっていくのかどうか?見えない価値に目を向けて、したたかに生き抜きたいですよね!

  

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