人って、子供のころから刷り込まれてきた価値観に縛られてしまいがちですよね。
たとえば、「勝つことは誇らしいこと、負けることは惨めなこと」。
で、昔のチャッピーは、いつも目の前の相手に勝とうとしていました。
でも、本当にいつも勝つことがいいことなんだろうか?・・・
もちろんアスリートとかにとって、勝負すべきゲームで勝つことは最も重要なこと。
だけど、自分がいる今の環境で、物事を望む方向へと導くために、本当にいつも勝ち続けることが有利なの?
冷静にそう考えて見ると、周りには自分よりもずっとうまく立ち振舞っている人たちがいる。
じゃ、何で自分は同じようにできないのだろう?・・
負けることが有利に働くことって実は多いし、相手を論破することは目的ではないし。
いや、むしろ、あえて負けどころを用意しておくとか。
今は、負けることが効果的な戦術の一つと考えられるようになりました。
さらに言えば、人前で嗤われたり貶されたり怒られたりすることだって、それが自分にとって有利に働くって面もある。
あえて失敗することだって戦術となりうる、そう考えるようになりました。
能力が高いと思われること、気が利く人だと思われること、センスが良いと思われること・・・
それって本当に自分が生き易くなるために、必要なこと?
そんな風に全部をひっくり返して考えてみる。
人が生きる上でこうでなきゃいけないなんてのは何も無いわけで。
今は昔よりずっと生きることがラクになったし、嫌いだった自分のこと、いつのまにか好きになれたと思います。
自分が楽しく生きること、そこに目的を絞って目的合理性を追求する・・
目的以外は手段なわけだから、セルフイメージってあくまで手段なんですよね。