お金を使うってことの意味について、
私って狭くて凝り固まった意識を持っていたのかな?
最近そう思います。
お金を支払うってことは「何かをしてもらう」ことへの対価・・
でもそれってしょせんはラクをしたいとか、モノを手に入れたいとか、
時間を節約したいとか、なんかそういうことです。
お金を使ってできることのごく一部だし、
実はたいしたことじゃないのかもって思います。
自分の中にある欲求に目を向ければ、
「誰かを支えたい、守りたい」とか
「一緒に何かを作り上げる喜びを共有したい」とか
「大切なものを育んでいきたい」とか
「好きな人を喜ばせたい」とか・・
そういうのってあるし、きっとみんなにもあるでしょう。
地下アイドルとファンとの関係とかを見ていると、
そういう欲求を満たすことにお金を使うって世界が広がっている。
「何かをしてあげる」ためにわざわざお金を支払う。
そしてそういう世界はすごく濃密です。
これまでそういう世界に興味がなかったのは、
そういう欲求って、職業とか結婚とか子育てとかで満たされるのもの、
そんな枠にはまった意識があったからなのかもしれません。
それで、本来そういうことを通じて満たされるはずの欲求を、
お金を払って満たそうとするのは恥ずかしいこと、
そんな感覚があったのかもって思います。
でも考えてみれば、様々な欲求をいだく人と人とが
お金を媒介することで繋がり合って、お互いの欲求を満たしあって、
多種多様でウィンウィンな関係が広がっていくわけです。
そこには、職業とか、労働とか、消費とか、
なんかそんな言葉を古臭いものにしてしまうような、
可能性を感じますよね!