アイドルファン自らが、「私たちはアイドルを消費している」なんて言うのをときどき目にすることがありますけれど、とっても切ない気持ちになります。
クラシック演奏家のファンは、「私たちは演奏家を消費している」なんてわざわざ言わないと思う。
それは、その演奏家の活動を支えて成長を見守り、その魅力が広く認められていくことが、世の中がより良い場所になっていくことだと思っているからでしょう。
逆に「消費している」なんて言い方をする時って、応援したところで、ひと時の気晴らしにしかならなくて、やがて飽きられれば忘れ去られて後には何も残らないはず、そんなネガティブな意味を込めているのだと思います。
だから「アイドルを消費する」なんて言いかたは、自分自身の行動を卑しめるだけじゃなくて、当のアイドルとそれを支えている全ての人たちを卑しめてしまう。
もちろん私は自分が好きなアイドル、BiSHもBiSも恵比寿マスカッツもおやすみホログムもヤなことそっとミュートも・・、彼女たちが成長してその魅力が広く知れ渡って大活躍する世の中というのは、今よりもっと素敵な世の中だと思うし、それが実現することを願っています。
だから「消費する」なんて言葉を使う気持ちは分かりません。
価値観は人それぞれだから、活躍を苦々しく思う人もいるでしょう。
敵対する人たちが卑しめようとして「消費しているだけ」なんて言う。
そういう醜い牽制はずっと繰り返されていることだし、しかたないとは思いますけど。
自分たちが大切にしたい世界は、ちゃんと守らないとですよね!!
心に夢 抱きながら ずっとずっと 進んでもいいよと
裸足で勇気 見せつけたなら 何をすべきか 誰のため