日本が豊かになるためには、
「日本人の労働生産性」を向上させることが大事って偉い人たちはよく言います。
ですけど大きな目で見れば、社会が豊かになるってことは、
労働生産性が向上するってよりも、むしろ
「生産性とか気にしない」って人が増えていくことじゃないの?とも思うんです。
人々の日々の生活を生産活動と消費活動とに分けて、
生産の部分の効率を上げることが生活が豊かになるってこと??
例えば、サロネーゼの開くお料理サロンとか、
「その活動は労働生産性が低い」なんて部外者が口出ししても、
「余計なお世話」って感じですよね。きっと。
国が豊かになるって事は、国民の生活全部が
こういう世界にどんどん近づいていくことじゃないかなって思います。
別の例を挙げると・・古代ローマ市民の生活とか。
彼らの頭の中に「市民の労働生産性」って考えはあっただろうか?
もちろんその豊かさは奴隷労働に支えられていたわけだから、
「奴隷の労働生産性」を向上させることは大事だったろうけど。
私たちが目指す未来は、奴隷労働を代わりにぜんぶ機械がやってくれる世の中。
そうだとすれば、やがて国民全員がローマ市民みたいになるわけですよね!