佐村河内守氏は、壁に後頭部をどんどん打ちつけたり、
床をのたうち回ったりして、
「エアー作曲」という新しいジャンルを生み出し、
私たちに感動と勇気とを与えてくれました。
彼が行ったのは、未知の窓を開くことだったのでしょう。
未知の窓を開くこと・・それは、自分も知らない自分、周りも知らない自分に出会うことです。
誤算の連鎖によって彼は、予期せぬイノベーションを引き起こし、
誰も想像しえなかった世界へと到達してしまったのですね。
彼の切り拓いた道に続く人は現れないのでしょうか。
彼を超えるエアー作曲家の登場を、私は心待ちにしています。