市場での優位性の基準が、データへと移転する、つまり、現実世界とサイバー空間の主従関係が逆転することとなるとも考えられる。
現在は、このような「ICTの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)」が進みつつある時代にあるといえる。
(平成30年版 情報通信白書 第1部より)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/pdf/n1000000.pdf
自宅に居たままにして、世界中の欲しいものや情報が手に入り、世界中の人とコミュニケーションできる世の中になりました。
「リア充」って言葉ありますけど、逆に言うと今は、リアル空間での活動はさしおいても、部屋に篭ったままで充実した日々が送れる。心地よくて没頭できる世界がそこにあるから。
これからバーチャル技術やロボット技術とかがますます充実してくるだろうし、フィジカルな関係が極端に薄くなる人が増えてくるのでしょう。
ならばいっそ、バーチャル体験やロボットとのコミュニケーションを人間活動のデフォルトとした上で、「あえてリアル空間を移動して活動する意味は何だろう?」「あえて生身の人間どうしが関わる意味は何だろう?」と発想していく方が良さそうです。
サイバー空間では味わえないスペシャルな魅力、そこを重点特化して考えれば、リアル空間は有意義な場所になりますね!
私たちが目指すゴールは、生きていくために必要なもの全てを機械が作ってこの場所まで運んでくれる世界。そしたら、あらゆる組織も制度も「人の幸福をさらに増大させるための道具」でしかありません。そんな未来はワクワクですよね!