チャッピーは昔、短い間でしたけど
インテリアショップで働いていた時期がありました。
実は私、人の名前と顔が絶望的に覚えられないのです。
それで「自分は接客業には向いていないな」とこのとき思い知らされました。
それでも、ARグラスとAIアシスタントが進歩すれば、きっと
こんな私でも小売店販売員が務まる日が来るのでしょう。
AIアシスタントが瞬時にお客さんとの過去記憶を呼び出してくれて
会話のアドバイスもしてくれる。
「そうですよね、たしかあの時**さんは**とずいぶん迷って、
結局**を購入いただいたのでしたよね。結果どうでした?」
・・メガネに映像や記録が映し出されて、
自分の脳みそでは思い出すことはできない記憶を、
クラウドサーバーから呼び出しながら会話する・・
そんな接客がそのうち当たり前になるのでしょう。
「思い出す」のは私の脳みそじゃなくて本当は、
脳機能を補完してくれるAIアシスタント。
でも、お客さんからしたら私の脳が思い出したのと区別つかないから
同じことです。
もっともそうなると店員さんは、勤務中の外部記憶の所有権を、
お店側に渡す条件で働くようになるのでしょう。
どうせお店を辞めたら要らない記憶だし。
そして今度は、入ったばかりのバイト店員さんも
ARグラスをかけることで、過去に働いていた人の「記憶」を呼び出して、
同じように接客できるようになります。
名前も襲名制にして、「3代目チャッピー」とかならば自然ですね!
お客さんにしてみれば、過去に購入した家具とか趣味とかライフスタイルとか、
なんでも分かっていてコーディネートまで親身になって相談にのってくれる
「信頼できる店員さん」は失いたくないでしょう。
慣れるまでは、ちょっと気持ち悪いと感じるのかもしれませんけど、ね!