「人生は死ぬまでの暇つぶし。だけど生きるためにはお金がいるし、会社に行って働けば給料もらえるから行っておこう。会社はバカでクズの集まりで、バカのやらかすバカ話は面白いから、仕事はネタ作りだと思ってせいぜい楽しもう。」
・・・底辺企業にいる男の人ってだいたいこんな人生観ですよね。
この人たちの行動原理はシンプルで
・ できれば怒られないように振る舞っておこう
・ 怒られたらその場を取り繕くろう
・ 怒られた人、ヘマした人がいたら、からかって楽しもう
こんなところです。
きっと一生独身で気ままに生きてるだけだろうし、一人なら何とかなるだろうと思ってるのか、将来のこととかで思い悩まないし、仕事や人生の意味とか、ややこしいものは必要ない・・・
要するに余計な欲が無いんですよね。
「穴を掘っては埋める、無意味な仕事を続けさせることが最も辛い拷問だ」みたいなことをドストエフスキーさんは言ったそうです。
ですが、この人たちなら、ちょっと工夫して楽しくゲーム感覚で競争できるようにして、アメとムチとを上手に使えば、そんな仕事も延々と楽しそうにやっていそうな気がします。
もしも世の中がこういう人たちばかりだったら、次の世代が生まれてこないし、社会が成り立たないのだろうけれど・・
この人たちも結局は世の中に貢献しているわけですし。
ところで私はというと、どうしたって仕事とか人生とかに、何かと意味を欲しがってしまいます。
無意味と感じられちゃうことには労力を投じられないよ~。
つまりは欲深くて気難しい生き物なんですなー。
この環境に初めはイライラしてばかりだったけど、自分の欲深さから、「こうじゃなきゃ」って勝手に求めて、カリカリしているんだなって気付いて・・
そう思うと、だんだん居心地もよくなってきました。
まあ世間的にはこれを、堕落と呼ぶのかもしれませんね。