普段はネコをかぶって性欲なんて無いフリをしているけれど、心を許した相手には、欲望をあらわにして快楽に身を委ねる。ギャップを演出して「あなただけには」って男の妄想をかきたてて男心をゲットする・・・したたかに計算高く振舞うのが女という生き物ですけれど、男をしっかり捕まえて子育てに協力してもらうことは大切。だからこんなちょっとずるい小悪魔なところだって「まあ許されること」として、昔から世の中に受け入れられている部分なんだと思います。
ほとんどの女性にとって、女がファンタジーを演じる女優であること、改めて話題にすることでも無いし、ネタとして楽しむことですよね。そして、カメラの前でどうどうと演じきって商売にしているAV女優さんは、お手本と考える女性もいます。
(写真はマスカットナイトで嘘つきキャラの彩乃ななさん)
でも世の中には、AV女優さんのことを敵視する女性もまれにいるみたいです。
ネットの中には「AV女優は一生幸せにはなれない」とかわざわざ叩く人をみますけど、なんで目の敵にするのだろ?
・・・思うのですが、そうい人って、「正しいこと」と「間違ったこと」とに世の中がきれいに二分されていないと気が済まなくて、「まあ許されること」って曖昧なのがダメな人なんじゃないかなあ?「世の中は妥協の産物」って受け入れられない、生真面目過ぎる人。
自分は公明正大だって言おうとすると、AV女優は間違っていて異常な人でないと困る。で、間違ったことをしている人は不幸にならないといけないってなる。
たとえば多くの人は、牛さんとか豚さんとか、いろんな生き物を殺して切り裂かれた肉片を食べるわけですけど、それだって別に「正しいこと」をしているって堂々と言えるわけでも無いだろうし。「まあ許されること」として今の時代、受け入れられているから、それに甘んじておこうってだけだと思うんですよね。
「牛や豚を食べるのは間違っているから、みんな不幸になる」とか言われたって、面食らっちゃいますしね。