ある会社には「迷ったら困難な道を選べ」という教えが創業以来の精神として受け継がれているそうです。
かつてそれは精神論、美学として語られて来ただけだったのかもしれません。
競争戦略論は、「価値ある希少で模倣困難な資源を得る方法」「持続的な競争優位を築く方法」として、その伝統を合理的に説明します。
そこに合理性があることに納得できれば、みんなのベクトルは一致しやすくなるだろうし、受け継がれてきた伝統に思いを重ねて、強く連帯していけるようになりますよね!
でも昔から居る人の中には、自分の信じてきた美学が美学では無くなった寂しさみたいなものを感じる人が、ひょっとしたらいるのかもしれません。
だけど、美学が合理主義に置き換えられたって伝統は守られていく。むしろ競争戦略論は「伝統」「物語」こそ、模倣困難な希少資源として重要だって教えてくれるわけですよね!