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時を越えて愛されるもの

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人はたいてい「長い時を経てもその価値が目減りしないもの」を重んじて、大切に守っていこうとします。国宝とかはその典型でしょう。

反対に「価値が瞬く間に目減りしてしまうもの」って取るに足らないものと軽んじられてしまいますよね。例えばブレイクした芸人のネタとか、その典型。

 

ブレイクした芸人は、すごい勢いでテレビに露出しまくってネタを披露します。それでウケていたネタもあっという間に飽きられてしまう。つまりネタの価値は短期間に消費されて(目減りして)いく。

(ブームが去った後、その価値がゼロになるというわけではない)

 

一方でブームの間、芸人自体の価値はどうなっているのか?

そう考えてみると、露出することで知名度が上がるので、その市場価値は高まっている。芸人自体が消費されているわけではありません。テレビ出演を機にトーク力をアピールしてバラエティー番組への定着を図ったり、知名度を活かして営業で稼いだりと、その後の展開を図ろうと努力します。

 

ですから、ブレイクしたネタを「取るに足らないもの」と仮に思ったとしても、その芸人自体を「取るに足らないもの」って決め付けたら、芸人さんに対して失礼です。

 

消費されている価値は何か?

価値は本当に消費されているのか(目減りしているのか)?

消費されつくして後には何も残らないのか?

・・こんな風に考えてみることって大事ですよね。

 

というのも、世の中には「消費」って言葉を使って印象操作しようとする人がすごく多い。消費ってどんな意味?・・曖昧なままに乱用できて、自分が個人的に気に食わない人やものや関係を「取るに足らないもの」と決め付けるのに便利な言葉だと思って使うのでしょうね。

でも価値を維持向上させようと努力している当事者からすれば、失礼なただの決め付けになっていることって多いですよね。

 

お金を払って国宝を鑑賞しても、「私たちは国宝を消費する」なんて、わざわざ誰も書かないし・・

 

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