平穏を好む人、ハラハラドキドキを好む人、
一途に何かに熱中する人、飽きっぽく移り気な人、
いつも人と競い合いたい人、マイペースな人・・
どんな状態を心地よいと思うか、
そしてもちろん能力だって、
人はそれぞれにまったく違う。
どんな生き方がいいかなんて、
人それぞれ違うに決まっています。
だからみんな、自分に合った生き方を選びたいと願う。
でもほとんどの人は、はっきりした指針も確信も無いままに選ぶしかありません。
だから選び取ると同時に、
この生き方こそが尊いんだって価値観で、
自分の選択を裏付けようとするのだろうし、
自分の生き方を美しい物語で美化せずにはいられないのでしょう。
それでも、自分で選び取った現状に自分なりに納得できている人ならば、
違った生き方をしている人にも寛大になれるのでしょう。
けど、思うように行っていない人だっている。
そういう人は、ついつい自分とは違う生き方を否定して貶して、
自分が信じる物語を絶対化しようとしてしまう。
そうしないと自分の選択を、自分の人生を肯定できなくなってしまうから。
こういうのは、永遠に無くならないのだろうな、とは思うけれど、
世の中ってそういうものなんだって、みんながもっと意識しあえば、
ちょっとは居心地が良くなるのかな、とも思うんですよね。