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逆勝負パンツ着用における、エロスとギャグの逆転効果

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 漫画家、峰なゆか氏の考案した「逆勝負パンツ」に関して、特筆すべき現象が発見されたので、ここに報告する。

逆勝負パンツとは、デートで安易に身体を許さないよう自制するために着用する下着であり、男性には見られたくない色気のないダサいパンツのことである。

氏のコミック本の特典として配布された逆勝負パンツは、肌の露出を防ぎ保温性が高く、ヒップには可愛いクマのイラストをあしらったデザインとなっている。


峰なゆか氏のツイッターTLで、二枚の投稿画像を見ることができる。

一枚は、今年、スカパーアダルト放送大賞新人女優賞、DMMアダルトアワード新人賞の二冠を達成し、今、最も旬なエロスの担い手として注目される、天使もえ(あまつかもえ)氏のもの。
彼女が逆勝負パンツを着用したアップ写真がリツイートされている。
普段から素裸のエロスで勝負している天使氏が、色気を減じさせる下着の着用によってエロスを封印している。
それにより逆勝負パンツが持つギャグとしての性格が前面に押しだされた写真となり、笑いを誘うものとなっている。


もう一枚は、ブログで発表したギャグ漫画で新風を巻き起こして注目されている、まんしゅうきつこ氏のもの。
彼女が逆勝負パンツを着用したアップ写真が公開されている。

露出度の低い下着とはいえ、本来、見ることはできない美しい女性の下着姿のアップ写真である。
淫靡な刺激が呼び起こされ、大人のエロスが画面から匂いたつものとなっているのである。


ここで注目すべきことは、逆勝負パンツにおいては、
「エロス」で勝負している女性が着用した場合には「ギャグ」としての訴求効果をもたらし、
「ギャグ」で勝負している女性が着用した場合には「エロス」としての訴求効果をもたらす。
「エロス」と「ギャグ」とを反転させるという、驚くべき効果が見られることである。


では比較して、勝負パンツにおいてはどうだろうか。
予想されるのは、それぞれの二人の「エロス」と「ギャグ」とを増強するという、常識的な効果だろう。
検証のため、ここでは二人が勝負パンツを着用した場合について、想像を膨らませてみることにしよう。

まず、天使もえ氏が、露出度の高いセクシーな勝負パンツを着用したアップ写真を想像してみよう。

・・・・・・

「エロス」全開であることは言うまでも無い。
すでに男性諸氏は、こんな駄文を読んでいる場合ではないのかもしれない。

次に、まんしゅうきつこ氏が、露出度の高い勝負パンツを着用したアップ写真はどうだろう。

・・・・・・・

予想どおり、やはりこれは「ギャグ」にしかならないことがわかる。
画面全体が、あまりにも臭すぎるのである。

 

以上の検証から、逆勝負パンツの効果がいかに斬新なものであるかが明瞭となった。すなわち逆勝負パンツは、既存の価値秩序を転覆させる破壊的イノベーションなのである。