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生産者努力と恋愛離れ

 最近話題になっている恋愛離れについて、考えて見ました。

 

技術の進歩は「あれもこれも」とみんなのワガママな要求を、同時に満たす製品を生み出してきました。

たとえば自動車であれば、速くて快適で壊れなくて便利で安全で燃費が良くて・・、みんなの欲求水準はどんどん高くなるけれど、生産者の努力が、商品やサービスをさらにレベルアップさせて、それに応え続けてきたわけです。

 

ところが、こと恋愛となると話は別です。素人が相手だからです。

イケメンで背が高くてお洒落で話が面白くて謙虚でセクシーで・・・、そんなワガママな要求に応えてくれる男性は、身の周りにはいません。

 

ところがそんなワガママを満たしてくれる男性も、メディアの向こうにはいるんです。

女性が思い描く理想の男性にとことん近づいて、憧れの対象となることが仕事となっているイケメン芸能人です。

今日では、競争が激化する芸能界の生産者努力が、女性のあらゆる欲求にジャストミートする男性を提供してくれます。

だから女性の欲求水準がこんなに高くなってしまったのも、イケメン芸能人の罪なんです。

 

でも考えて見れば、AV女優のレベルアップによって、男性の欲求水準が高くなっているのも同じことなんですよね。

男性が思い描く理想の女性にとことん近づいて、憧れの対象となることがAV女優の仕事。

そして競争が激化するAV界での生産者努力が、男性のあらゆる欲求にジャストミートする女性を提供してくれているわけですよね。

ただAV女優さんがもっと罪深いとしたら、恋愛と一緒に手に入れられるはずの「ご褒美」を、惜しまずに見せちゃってるってところなんでしょう。

(そ、そうか、福山雅治さまもRioさんも同罪だ・・) 

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とにかく男性も女性も、プロのレベルアップによって、現実的な恋愛対象との格差がどんどん広がってしまったわけです。

恋愛をしようと思ったら、妥協しなきゃいけない落差が大きすぎるよ。はぁ。。

これではどうしたって、お互い自分のことは棚上げで、不満たらたらになってしまうわけです。

 

今まではみんながそこまでワガママにならずに、そこそこで納まっていたから恋愛が成立していたのでしょうけれど・・・、もう私たちは身の丈に合った恋愛に、夢を抱けなくなってしまったのかもしれませんね。