未来志向で生きていこう

変化を味方にして楽しく豊かな人生を

「コンテンツ消費」という言葉にこめられる悪意

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「高校生活の3年間で私は100冊近いノートを消費した」
こう言ってもまだ違和感はありませんけど、
「高校生活の3年間で私は100冊近い教科書を消費した」
こう言ったら、完全に違和感があります。

ノートは物質的に費やされるものだれど、教科書の内容(コンテンツ)というのは費やされるものでは無くて、むしろ学習者に吸収されて役立つものだから。

それをあえて「教科書を消費した」なんて言えば、まるで「内容はすっかり忘れて無駄になった」みたいに聞こえます。

そして実際のところ、教科書には消費税はかからないみたいだし、消費されるものとは区別されています。

 

ところで、どんな漫画家もミュージシャンも小説家も・・
それまで読んだり鑑賞してきた過去の多くの作品から学んだことを消化して、自分の作品につなげているのでしょう。

それをたとえば、プロの漫画家が賞の授与式で、「尊敬する先輩たちのたくさんの作品を『消費』してきたおかげです」なんて言ったら、すごく変です。

こういうときに「消費」という言葉はぜったい使われません。

 

だからもしも友達が私の過去を、「高校生活3年間でたくさんの漫画を消費してきた」と言ったら・・
それはつまり、「漫画の内容はあなたにとって役立たないし、そこから学んだことを元に何か価値あるものが生み出されることも無い」そう決めつけられているわけで・・
とっても虚しくなります。

 

もともと費やされて消えるわけではないコンテンツを、「消費する」なんて言う時って、対象や相手を卑しめる悪意が含まれている。

こんな虚しい表現をするのは、止めにしたいですよね!

世の中をより良い場所に変えて行くことは消費行動なの?

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アイドルファン自らが、「私たちはアイドルを消費している」なんて言うのをときどき目にすることがありますけれど、とっても切ない気持ちになります。

 

クラシック演奏家のファンは、「私たちは演奏家を消費している」なんてわざわざ言わないと思う。

それは、その演奏家の活動を支えて成長を見守り、その魅力が広く認められていくことが、世の中がより良い場所になっていくことだと思っているからでしょう。

 

逆に「消費している」なんて言い方をする時って、応援したところで、ひと時の気晴らしにしかならなくて、やがて飽きられれば忘れ去られて後には何も残らないはず、そんなネガティブな意味を込めているのだと思います。

だから「アイドルを消費する」なんて言いかたは、自分自身の行動を卑しめるだけじゃなくて、当のアイドルとそれを支えている全ての人たちを卑しめてしまう。

 

もちろん私は自分が好きなアイドル、BiSHもBiSも恵比寿マスカッツもおやすみホログムもヤなことそっとミュートも・・、彼女たちが成長してその魅力が広く知れ渡って大活躍する世の中というのは、今よりもっと素敵な世の中だと思うし、それが実現することを願っています。

だから「消費する」なんて言葉を使う気持ちは分かりません。

 

価値観は人それぞれだから、活躍を苦々しく思う人もいるでしょう。
敵対する人たちが卑しめようとして「消費しているだけ」なんて言う。

そういう醜い牽制はずっと繰り返されていることだし、しかたないとは思いますけど。

自分たちが大切にしたい世界は、ちゃんと守らないとですよね!!
 

心に夢 抱きながら ずっとずっと 進んでもいいよと
裸足で勇気 見せつけたなら 何をすべきか 誰のため 


たがため

 

 

chachappy.hatenablog.com

 

私に都合のいい人生を作る

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人生を「ああ、退屈」って思わないように生きていたくて、そのために仕事は必須だと思っている。

夢中で仕事を片づけているうちに、今日や今週や今月や今年が「あっという間に終わってた!」ってなるようにしたいから、夢中になれる仕事じゃなきゃ困る。

下田美咲著「私に都合のいい人生を作る」より 


ほとんどの人が、まずはお金のために働くのだろうけど、お金だけのために働いている人というのも、ほとんどいないと思います。

たいていは仕事を通じていろんな欲求を満たしている。
承認欲求とか成長欲求とか創作欲求とか探索欲求とか・・

お金は充分あるけど暇を持て余すから働くって人も、世の中にはいる。

 

そして今の日本では「お金のため」って優先度は下がってきて、会社で出世して収入を増やしたいからハードワークするって人は、少なくなってきていると言われています。

お金にガツガツしなくなったってことは、それだけ日本が豊かになったってことですよね。

 

一方で、小劇場演劇とか自主制作映画とかマイナーなバンドとか、そういう活動の労働生産性をあえて数値化したとしたら、きっとすごく低い。

だからといって、そういう活動に熱中している人たちに向かって「もっと生産性の高い仕事をしなさい」って話し??

「好きなことを追求して誰かに必要とされて、ほどほどに食べて行ければ幸せ」そんな人が増えれば増えるほど、結果として日本人の労働生産性は下がるのだろうけれど、だからといって日本が貧しくなるって話とは違うと思います。

 

そもそも、お金が入ってくるのるか出ていくのかって違いだけで、人々の行動を生産行動と消費行動とに二分する考え方って、とっても横暴ですよね。

生存が維持できるくらいに物質的に充足されれば、あとはみんなさらなる精神的な充足を求めるものだろうし、それって、人と人との関わり合いの中でもたらされるものでしょう。

だったら大切なのは、さまざまな活動を通して、精神的充足をたくさんもたらしてくれる関係や環境を整備し続けること。

お金はそのための便利なツールでしかない!

お役所にとっては、生産か消費かって分類が大事なんでしょうけど。

 

 

 

労働生産性とか関係ない未来へ!

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日本が豊かになるためには、
「日本人の労働生産性」を向上させることが大事って偉い人たちはよく言います。

 

ですけど大きな目で見れば、社会が豊かになるってことは、
労働生産性が向上するってよりも、むしろ
「生産性とか気にしない」って人が増えていくことじゃないの?とも思うんです。

人々の日々の生活を生産活動と消費活動とに分けて、
生産の部分の効率を上げることが生活が豊かになるってこと??

 

例えば、サロネーゼの開くお料理サロンとか、
「その活動は労働生産性が低い」なんて部外者が口出ししても、
「余計なお世話」って感じですよね。きっと。

国が豊かになるって事は、国民の生活全部が
こういう世界にどんどん近づいていくことじゃないかなって思います。

 

別の例を挙げると・・古代ローマ市民の生活とか。

彼らの頭の中に「市民の労働生産性」って考えはあっただろうか?

もちろんその豊かさは奴隷労働に支えられていたわけだから、
「奴隷の労働生産性」を向上させることは大事だったろうけど。

私たちが目指す未来は、奴隷労働を代わりにぜんぶ機械がやってくれる世の中。

そうだとすれば、やがて国民全員がローマ市民みたいになるわけですよね!

 

 

揺るがない心を持つ 意思の力を鍛える

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世の中、生きる上でいろいろと制約があって、諦めなければいけないことってあります。

多くの人が諦めていることは、諦めること自体を美徳、尊いことと意味づけして、みんなで励ましあって連帯して生きてきた部分もあるのでしょう。

 

chachappy.hatenablog.com

  

一方で、新しいビジネスを起こす人たちは、諦めや我慢を解消できる新たな方法を提案して、「もう、諦める必要はありませんよ」と私たちに語りかけます。

その努力は徐々に実って新しいライフスタイルが広がって行く。

でもそれは同時に、みんなが信じてきた美徳・尊さが揺らぐこと。

お金の力で出来ることが増えるとともに、その力を行使するか、しないか、できないかの違いで、一つの集団が分断されて連帯は失われます。

 

例えば、自己犠牲の精神に母としての美徳を信じている親にすれば、子育ての苦労を、お金の力やテクノロジーの力で解決してしまう母親は、「同じ母親として許せない」と感じてしまうのかもしれません。

でも多様性を認め合うって事は、「同じ母親として」と括ることを止めなければいけないってこと。

子育スタイルは人それぞれと広い心を持ちながら、自分自身のスタイルを貫かないといけません。

揺るがない心を持つためには、理想のスタイルを示してくれる憧れの人を持つことも大事ですよね!

(写真は下田美咲さん) 

  

 

 

斬新で魅力的なプレイスタイルを示してくれるインフルエンサー

私の人生、どんなプレイスタイルがいいのだろう?

生活系コンテンツに没頭したり、
ただ世界を見て回るだけで楽しんでいられる人はいいけど、
それだけでは何だか空しいって感じる人は、
きっともっと具体的な目標を見つけた方がいいのでしょうね。

 

そうは言ってもこのゲームの自由度って高過ぎるし、
「何からしたらいいのかわからない」
「何を目標にしたらいいのかわからない」
・・チャッピーみたいに一歩を踏み出せない人っていうのも多いと思います。

世の中にはヒントになる言葉もたくさんあるけれど、
逆に情報が多過ぎて考え過ぎて
ますます身動きが取れなくなってしまったり・・

 

で、そんな私たちに、
魅力的なプレイスタイル、斬新なプレイスタイルを示してくれる人がいて、
それがインフルエンサーなのでしょう。

これだ!って直感できる人がいたなら、その人を目標にして走り出せば、
きっともっとゲームに熱中できるようになりますよね!

 

インフルエンサーとは、成長ストーリーを示せる人

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もうずいぶん前のマスカットナイトでのことなのですが、明日花キララさん、昔と顔が変わってることをいじられた時に、「急成長です!」と答えて爆笑を取ったことがありました。

https://www.excite.co.jp/News/column_g/20170113/Sirabee_20161052391.html

ですけどこれ、ずっと引っかかっていたんです。
彼女、ボケたわけでもごまかしたわけでもないんじゃない?

・・つまり普通に誇らしい「急成長」なのでは? と。

 

で、一年以上も経ってやっとまとまった考えを書きます。

 

こんなふうに考えてみます。

「工場に投資して大きくなることが会社の『成長』であるように、顔に投資して美しくなることは女優としての『成長』」

・・儲けた利益をさらなる売上拡大のための投資に回すわけです。それによる変化を成長と呼ぶのは、何も間違っていませんよね。

そう、資本主義の精神!

つまり、笑ってしまった私たちの方が、古い価値観に囚われているんです!

 

ところで・・

昔の日本みたいに、社会全体で物質的な豊かさを追い求めていた時代であれば、一人ひとりの成長ストーリーというのも見つけやすかったのだろうと思います。

ですけど成熟社会になって、みんなが追い求める確かな成長ストーリーというのが見えなくなってしまいました。

そんな時代に強いのは、明日花さんのように独自の成長ストーリーを思い描ける人です。

そして、描いた成長ストーリーに沿って未来を切り開いている人って、やっぱりキラキラ輝いています。

一方で世の中には、自分自身では成長ストーリーを描くことのできない、私のような凡人もいっぱいいます。

だから、そんな人たちの心を魅了して、そのストーリーに巻き込んでいく。

それがインフルエンサーと呼ばれる人たちなんでしょうね!