人には「誰かを守りたい」って欲求もあれば、
逆に「誰かに守られたい」って欲求もありますよね。
だから人と人との関わり合いを通じて、
ある人の「相手を守りたい」って欲求を叶えられて、
もう一方の人の「相手に守られたい」って欲求を同時に叶えられるなら、
そんな関係はWinWinになって、
安定した関係になるのだろうと思います。
お互いに相手がかけがえのない存在になるのだから、
金銭的な利害を超えた関係ですよね。
対照的に、「イーブンに権利と義務とを配分する」といった
公平性のルールを持ち込む関係っていうのも世の中にはたくさんあります。
そういうルールは、自治会とか組合とかの
金銭的な利害をはっきりさせたいオープンな組織には大切ですよね。
ルールで縛ることで透明性を確保しながら、
協力し合うメリットをメンバーみんなが対等に享受しようとする。
そしてそこにもWinWinな関係が広がります。
ところで、そんな公平性のルールを
夫婦みたいな、排他的な二人の関係にまで持ち込むとどうなるんだろう?
アメリカのドラマとかを見る限りですけど、
イーブンの解釈をめぐって緊張が続いたりして、
やっぱり関係が不安定になりやすいのかもですね。
お互いに協力し合うメリットはあるにしても、
協力相手がその人でないとって必然性は弱くなるし・・
一緒にいるウザさとメリットとどっちが勝るのって話にもなる。
もちろん、「二人でイーブン」ってパートナーシップを自分たちの理想と考えて、
それを追求したい人は、そうすればいいと思います。
だけど「夫婦とはこうあるべき」みたいに、
自分の型を周りにまで押し付けてくる人は、勘弁ですよね!
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